お便りコーナー
会員の皆様から寄せられたお便り紹介
21.初めての柴犬との生活
東京都 津田 英之さん
津田 雅枝さん
春には梅、桜、ハナミズキ・・・と花が次々と順番に咲きます。四季の移り変わりを感じられるそんな川沿いが子供たちの通学路です。我が家の柴犬伯ちゃんの実家である石村さんのお宅も通学路沿いでした。
散歩中の犬を見かけては、「触ってもいいですか?」と声をかけまくってる子ども達が石村さん宅の縁側のかわいい子犬たちを見逃すはずはありませんでした。子どもたちを守ろうとするのか、もともとしっかり番犬の役割を果たしていた母犬なっちゃんの吠えも気にせず、つかつか子犬ちゃん達を触りたく…いつもお邪魔しては子犬やなっちゃんの子育て奮闘話をわくわく聞かせていただきました。愛情たっぷり注いでお世話にあたられている石村さんご夫妻からご縁あって伯ちゃんをいただける事になったのは、H26年9月3日の大安の日。なっちゃんがお散歩中、引取りました。母犬なっちゃんや兄犬俊ちゃんがいない、これまでと違う環境で伯ちゃんが吠えることを覚悟していましたが、引取ったその晩から吠えなかったのは、石村さんが寂しくないようにとそれまで使っていたなっちゃんや子犬たちのにおいのついたタオルをたくさん綺麗にしてくださった物、遊んでいたぬいぐるみ、慣れた食べ物やその器まで準備してくださったから・・・思いの深さに感激しました。また小学2年の次女が子犬の抱っこ星人でしたので、隣で兄犬・俊ちゃんみたいに寝ていたので安心安心できていたなら幸いです。
犬を飼う事が初めての我が家、かわいいのはもちろんですが戸惑うことも度々ありました。自慢のかわいい犬と遊びたく、子供たちがお友達と伯ちゃんの周りで遊んでいるとガブリ・・・噛まれる事が度々あり、犬のトレーナーさんにお預けし調教してもらうことも考えたりしました。そんな時、噛まれた子の対応の仕方や、しつけの方法、又、縄文柴犬は飼い主だけに忠実なので飼い主以外はなかなかしつけにくく調教師さんに頼んだとしても心を壊して帰ってくる事を教えてくださったりと親身にご相談にのっていただいた園田さん、石村さん本当にありがとうございました。
このことを通して家族内ではどういう状況の時に発生するのか、伯ちゃんの性格性質などもふまえ・・陣地にはバタバタ入らない、小さい子供の動きや声に恐怖を感じるので慎重にリードをもっておく、など伯ちゃんの気持ちや周りの状況を観るなどの関わりを学び中でもあります。
それにしても、縄文時代からのDNAはワクワクと驚きです。野山に行けばとび跳ねながら駿足で走り回ったり、つなぎ方のあまい中学2年の長男との散歩中では、何度か脱走されるのですが、ちゃんと我が家の陣地でしっぽを振って長男を待つという帰還能力、番犬として吠えてしらせる、子供のロードレースの練習の伴走をする従順さやついてこないと振り返って待ってくれる、などなど感性の鋭さみたいなものを感じます。
その様子から人と生きるための狩りに走り回り、天敵から守り、人と寄り添いながら眠ったりし・・・大昔を想像させてくれたりもします。
まだまだこれでいいのかな?と犬の事をわからない事も多いのですが、11月に参加させていただいた関東地区交流会でもたくさんの発見と教えをいただきました。支部長の坂田さんご夫妻はなんでも知りつくされ疑問がすっきり解決しました。
すべてのご準備ありがとうございました。三留さんご夫婦の3匹の犬を連れての旅行は、しつけの仕方で一緒に泊まりがけででかけられる。しかも車内で犬たちは待っていられる話は驚きました。
多くの仲間犬と親切な方々の中で良いひと時を過ごさせていただきました。
ご近所で石村さんが心をこめて運動管理や健康管理されているように、見習いながら、これからも伯ちゃんとの生活を楽しんでいきたいと思います。
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愛称:伯ちゃん 登録犬名:高尾の伯隆
雄 2014年5月28日生
犬舎名「八王子石村」
父犬名:宮乃赤竜号 母犬名:天王の夏華号
飼育者:津田 英之
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