最近の出来事NO.3

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   ちょっとお行儀の悪いお父さん 

3月14日  昨日リハビリ病棟の4階に変わりました。部屋の外にも自由に出る事が出来ます。閉鎖訓練は今日1時間半、何の問題もありません。
 ここでは、朝起きると、パジャマから服に着替え半日を過ごします。廊下ではリハビリで歩いている人がいたりで、とても活気があります。お父さんとリハビリを頑張ろうと話しています。今日は髭剃りが一人で出来ました。

3月17日  昨日MRSAの結果が、「2回続けてマイナスとなりました」と、看護婦さんに言われました。がしかしリハビリ病棟では、元気な人ばかりなのでマスクなどつける必要などありませんでした。1つづつ何でもよいので良くなれば嬉しいです。
 今日は服がいると言われて買ってきましたフィラのジャジーを着せてもらっていました。婦長さんいわく顔が違って見えるでしょ!看護婦さんもかっこいいよー!と皆誉めまくりです。 余り変化のほうはありませんが、上の写真でもわかる様に右の足は、左のひざの上にのせたり降ろしたり、靴を自分で脱いだり履いたり、と落ち着きが、ありませんがこんな事も中央病院に来てから出来るようになった事です。閉鎖訓練は2時間訓練しました。

3月22日  先週先生から来週咽の管を取りますと言われ、今朝病院に来ましたら「10時にとりましたよ!」と咽のところにガーゼがあててありました。夕方までいましたが、血中酸素は全然大丈夫です。看護婦さんが「もっと早くにとっても良かったのにね!」といってました。また一歩前進することが出来ました。今度は、食事が出来るようになればと思います
 リハビリのほうは、今度体を立たせるリハビリも加わります。言語の訓練もいつか加わります。体を立たせる訓練は、体をベルトで固定し決められた時間立っています。壁の花ならぬ、壁にお父さんと言った感じになります。


3月25日  岐阜市の桜が咲き始めました。我が家の庭には水仙、椿、が咲いています。チューリップ、ムスカリ、そして牡丹の花もじきに咲きます。こぼれ種の桜草も咲いています。蘭の一種のギンギアナムという花が毎年一杯花を咲かせますが今年も蕾が一杯で咲いたらお見せしますね!
車で町を走っているとあちこちできれいな花が咲いていて、春だなーと感じます。でも病院の近くに花らしいものが無くパンジーがプランターに植わっているだけでお父さんと外に行っても見るものが余りありません。残念!
のどの管を取ってまだ数日ですが、とても調子は良いと先生に言われました。熱もやっと昨日ぐらいから36.8と36度台に下がってきました。やはり咽のところから微熱があったのでしょうか、ほぼ3ヶ月37度台からは下がった事がなくやれやれホットしてきました。  リハビリの体を立たせる訓練は今日も5分くらいですが、かなり足がいたいと言ってます。65キロの体重が掛かっても足首がかなり硬くなっています。

3月29日  咽の管を取り一週間たちましたが、「声を出してごらん」と何度も言ってますが口を開けようとしませんし、看護婦も3ヶ月も声を出してないからすぐには出せないでしょうと言われます。子供はお父さん声を出そうとしているよ!といいますがなかなか聞き取れません。しかし今日ははっきりと何かを話していました。リハビリ中に内容はちょと分かりませんが、手も加えて文章ぽい事を話しました。他にもリハビリ中に「痛い」と言いました。朝看護婦さんも着替えるときに左手を動かしたら「痛い」と言ってましたよと!  無理に言わせようとすると話しませんが、自然に何かのひょうしに話そうとします。あくびをしても普通のあーあと声が出るようになりました。  後最近車椅子のタイヤをリハビリではありませんが、ゆっくりですが廻して動かせるようにもなりました。(他の人は足も使ってスイスイと行きます。)反応も少し以前よりよくなってきたかなー 中京病院にいたときのことを思うとすごい前進です。皆さんの応援が本人に届いているから頑張れるんだと思います。

3月31日   昨日病院のロビーでコンサートがあり、お父さんと聞きに行きました。曲が終わると拍手がおこりお父さんはしてるかなーと思い横を見ると、右手だけで拍手の格好をしていました。なぜか可笑しくて心の中で笑ってしまいました。
 今日は、看護婦さんに紙と鉛筆を借り、お父さんに字を書かせようと試みました。なんと字を書いてくれました。ちょっと読みづらいですが、読めますよ!小栗美郎とカタカナ、漢字、住所と書き数字、アルファベットも書くことが出来ました。嬉しくて帰りに実家により報告をしてきました。なぜか赤ちゃんがいろいろ出来たときの様な感激に似ています。旅行などに行った時の感動と比べ物にならない嬉しさですね!人間が出来て当たり前の事なんですが、脳のダメージを考えるとお父さんの場合良くここまで回復してくれたと思います。まだまだ先は長いです。頑張る勇気がわいて来ます。

4月4日   桜の花も満開なのに今日は、雨が降ってしまいました。又昨日から岐阜祭も始まっているのに、雨の中を子供みこしが家の前を通っていきました。
 お父さんの本日は、病院の外に出ないしリハビリも無くゆったりとした日曜を過ごしました。昨日は、甥っ子達が折った千羽鶴が届きベッドのうえに飾りました。他に花もあり、ベッドの周りは今ちょっと華やかです。この花を頂いた時、お父さんに「花瓶が無いから持って帰ろうか」と言いましたら、指を差しここにおいておくように支持をし、何度もここにおくのと聞くとウンと言います。持って来られた方に悪いと思ったのでしょうでも私はびっくりしました。  体のほうは、相変わらず堅いし痛いようです。

4月7日  4日に雨が降りましたが大した雨ではなく桜の花を毎日病院に行く途中楽しませてもらいましたが、今日の帰りには雨と一緒に散ってきました。寒さに耐えて咲き誇り今お疲れ様と言ってあげたいです。 最近芥川賞を受賞した金原ひとみさんの本、「蛇にピアス」を読みました。若者がピアスや刺青をする話でとても腹が立ちますが、読み終わると素晴らしい文章で心に残るものがあります。若い子だから書ける題材なんでしょう!私なんかいつも息子に最低の文章と言われてて書き続けています。少しは恥と思ったほうがいいのかも!
 お父さんは大きな変化はありませんが、婦長さんが先生に「おはよう」と言いましたと言われたり、痛いことをして無理やり「さよなら」と言わせたりしています。又、車椅子のロックを自分で解除して動かそうとしたり少し前よりは積極性が出てきたように思います。

4月12日   今日の岐阜市はとても暑く6月下旬の気温と成りました。お父さんは以前に買っておいた短いズボンをはかされていましたがちょうど良かったです。又、今日から飲み込みの訓練ですといって、新しい先生がみえ、口の中や、動きだとか見られ、小さな氷を口の中に入れてもらいました。先生は咽に手を当てて、咽を通っているか確認して、「飲み込んでいますね!」と言ってましたが、脳外科の担当医が、後から見えてこれは、「通っていると思っていても肺に入ったりして肺炎を起こす事があり慎重にやらなくてはいけないので焦らないで!」といわれました。

4月16日

↑我が家の玄関にありますギンギアナムの花です。皆さんがすごいですねーといってくれます。真ん中にあるのは牡丹の花です。昨日から開き始めました。    




    
↑ お父さんにデジカメを持たせて撮ってもらいました。片手だから仕方がないです。

こちらのお父さんは、私が「こっちを向いて!」と言って撮りました。目線はちゃんと向いています。少し痩せました。

  先月ごろ庭のかえでの木の幹の皮が結構めくれた状態になっているのでおかしいなーと感じていました。もう新芽がでても良いのに葉が全然出てきません。
25年以上経つ木で高さも3メートル位ありますが、どうもかれたように思います。
去年まで普通に茂っていたのに!周りの草花や、木の変化はありません。
 なぜか、私はお父さんの身代わりのような気がしてなりません。(私の勝手な想像です) そう考える事にしました。  リハビリは飲み込みと言語の訓練も加わり、少しづつ良くなっていると思います。「痛い」とよく言いますが。最近は、「お尻が痛い」とか「間接が痛い」とかただの痛いでは無くなってきました。

4月21日  19日で4ヶ月経ちました。19日はよく雨が降りましたね!4ヶ月前は大雪でした。お父さんが倒れたと電話をもらい車で走っていきましたが、岐阜は凄い雪でした。名古屋に入ったら降ってはいませんでしたが、手術がおわるころには名古屋も一面の銀世界になっていました。あれから4ヶ月「お父さんに良くなったと思う?」と聞けば顔を横に振り良くなってないと言いますが、最近かなり良くなってきているように思います。看護婦さんに「意思の疎通がかなり出来るようになりましたねー」と言われました。私が遅れていくと皆に「お母さんは?」と聞かれるみたいで、看護婦さんに「忙しいんだわー」と答えたそうです。私が、いきなり指を動かすと「お前がやると、凄く痛い!」と言われてしまいましたが、はっきりとわかるようになって来ました。よその人と比べるとかなりかかってますが、良くなってますよねー.4ヶ月経つのにお父さんにお見舞い、お電話、お手紙、メールなどが届きありがたい思いでいっぱいです。

4月25日  昨日は温度が下がり寒かったですね!気温の変化が激しくて体調に気をつけてください。お父さんは暖かい病院のなかにいるので体調は良いです。大きな変化はありませんが、良くお話をしてくれるようになって来ました。本人は「うまくしゃべれない」とうまく喋っていました。でも口先で話しているので聞き取れない事が多いです。お手玉をうまく籠に投げられるようにもなって来ました。

4月27日  今日は雨が激しく降りましたね!病院の帰りに長良川を渡りますが、水の量がかなり増えていました。久々の増水です。
 近頃町で車椅子の人を良く見かけます。今までは気にもしなかったのに・・・車についている車椅子のステッカーすらも目に付くようになりました。病院は当然なんですが、大勢い車椅子の人がます。 お父さんとも「同じ年代の人が結構いるねー」と話していますが、「自分達だけじゃないだ!こんなの不幸でもなんでもない。」と今は、思えるようになりましたねー! お父さんの前のベッドの人は、銀行マンで支店長だそうで、年はお父さんの一つ下ですが、ちょっとした事ですぐに泣きます。お父さんは頑固だから今までに一度も泣いたところは見てないです。私はその人とお父さんに「絶対に復帰しようね!」と言っています。日にちが掛かりますが、その日がくればいいなーと、思います。

5月1日  ゴールデンウィークに入り道が混んでます。他県ナンバーの車も多く、皆は楽しんでいるのかなー!我が家は一人が仕事でお父さんは病院です。リハビリも連休中はありますが、半分ぐらいの先生がお休みで、代理の先生にやっていただきます。今日は、お父さんと五目並べをしました。碁石をちゃんと置くことが出来ます。たまに変なところに置いたりしますが対戦出来ます。私に勝つ事は出来ませんが、やれたことが、以外でした。 
 最近では、お父さんが話した事をみんなが報告してくれます。「おはよう」と言った、車椅子に乗る?と聞いたら「どっちでもいい!」とか服を着せるときに「髪の毛が痛い」と言ったとか、私はそばに居るからもっといろいろ話が出来る事わかっていますが、看護婦さんに脳の思考の部分がどんどん延びてきてると言われ嬉しくなります。 帰る時のバイバイの仕方も前は指を動かすバイバイでしたが、手首や肘も動かすように教えたら、昨日あたりからは、バイバイもきちんと手首を動かすようになりました。
私は、お父さんに痛いことをしてストレス解消だなんて思ってますが、やはり痛そうな顔をすると、可愛そうになります。時々痛いことをしてごめんね!と反省します。

5月3日   今日は一日曇りでした。お父さんのところには、下の子と二人で行きました。余り変わりはありませんが、本当に結構話すようになりました。簡単な足し算は脳に良いと聞きますので、一桁の足し算をしました。正確に答えてくれましたので毎日やろうと思います。帰るときにいつも強引に「さよなら」と言わせますが、今日はなぜか「ご苦労さん」と言ってくれました。初めてご苦労さんと言われ嬉しかったですね!
5月7日   風薫爽やかな一日でしたね!窓の外では、窓の掃除で水しぶきが飛んでいました。窓の掃除はどうやってするのかしら?と言ってるとお父さんは「ゴンドラ」だと言ってましたがロープで降りてきて、ガンを使って綺麗にしていました。
 最近私は病院に行くと自分でお父さんにやらせるメニューを作っているので、忙しいです。帰ってくると疲れがでます。散歩に行き、お手玉をし、穴の開いている板に棒をさすリハビリに、碁、歯磨き、髭剃り、話しかける事、最後に車椅子を動かす訓練など、毎日続けたほうが良いと思いやっていますが、かなり効果は出てきています。この前、痛い事をした時に、「いじめてる!」と言われてしまいました。少しづつですが、良くなっているので、嬉しく思わないといけないですよね!
 もうじき岐阜の病院に変わり3ヶ月ですが今のところはなにも言われていません。ある看護婦さんは、小栗さんはまだ良くなってる段階だから大丈夫、最高6ヶ月は居られるよと言ってました。たしかに6ヶ月いる人も居ます。じょうずに言えばと言われますが、口下手で,うそが言えないし・・・、でも一日でも長くリハビリをさせたいです。

5月10日   今日病院に行きましたら、お父さんは食事中でしたが、看護婦さんに聞きましたところ、今朝胃ろうを自分で、抜き取ってしまったそうです。かなり力がいると聞きます。それで入れなおしをしてお昼の流動食を摂っていました。最近では、終わると私が管をはずしますが、今日は胃が痛くて私にさわらないでと言いますので看護婦さんに取ってもらいました。そのときにおとうさんは、「ありがとう」と声を出して言いましたので看護婦さんが「うれしいー」と感激していました。
 又最近では、勝手に飲み込みのリハビリといって私はジュースやお茶、アイスクリームを口に少しづつ入れています。むせることなくうまく飲み込んでいますので今では先生にも了解ずみで飲ませています。
今日一通り私がすべきことは終わりましたが、便をもよおしたので、早めにベッドに就きました。自分で早いと思ったのか、わたしを突付きますので「なに?」と聞くと「手のリハビリをする」と言うのでびっくりです。少しだけやってあげました。

5月12日   今日は何の日か知ってますか?意味は分かりませんが看護の日だそうです。病院の玄関ホールでは、看護の日にちなんでイベントをしていました。私は血圧と体脂肪を測定してもらいました。上が110の下は、78で体脂肪も普通の枠に入ります。明日は、血管年齢を調べてもらおうと思います。 
 リハビリの先生より今日「来週の多分水曜に飲み込みの検査をします」と言われました。レントゲンで見ながら柔らかいものを飲ませ飲み込むかを調べます。訓練を始めて1ヶ月経ち小さな氷を毎日飲み込んではいますが、私が今日少しお茶を飲ませたらむせたので心配です。今まで飲ませてどうもなかったのに・・・・
今までいつもぎりぎりで前進してきたので、きっとうまくいくと信じよう!
 帰りに駐車場の角にしろつめ草があり、何となく四葉のクローバーが生えてるような気がして見てみました。2本も見つけましたよ!そのとたんに駐車場の外でたまたま知っている人が「小栗さ〜んジュースおごってあげるからおいで!」と声がかかりました。ラッキーでもクローバーのツキはお父さんにあげるのだから。

5月15日 

 本日、雨が降るのに子供が京都の鈴虫寺にお守りのお礼に行って参りました。お寺は、凄い人気で、15分程待って入ったそうで、びっくりしていました。新たにお守りを購入して、願い事を又お願いしました。
 最近お父さんは、トイレに行きたいと良く言うようになりました。おならが出た、うんこをしたいとか、言いますがまだ自分で立てないので無理です。

         金閣寺に寄って帰ってきました。→       

5月19日  本日夕方飲み込みの検査をしました。結果はまだ食事は出来ませんが、ゼリーを少しなら飲ませてよいと言われました。次回は1ヵ月後にまた検査をします。と言う事はまだ居られると言う事です。むせながら食事をしてる人に聞くと2・3度検査をしたよと言われました。まーゼリーだけでも良いと考えます。でも体重がかなり減りました。私より大きいのに一緒になってしまいました。ちょっと言えませんが50キロ台です。私でも友達に痩せたと言われているのに!おまけに犬のぱーちゃんも3キロ減です。

5月23日   20日の日よりお父さんは、毎日ゼリー、プリンを食べています。最初はほんとに少し、次の日は高いケーキ屋さんのプリンを食べましたが、あまりおいしくないようでした。昨日は自分でスプーンをもち口まで運んでいました。たくさん食べるのでとめましたが、むせたりしないで食べる事が出来ます。今日も三分の一以上食べました。検査の日は、食べられないからと少しがっかりしましたが、看護婦さんに訓練をして次には食事にいけるよと言われ食べれないのと違いいつか食べられるということなのでまたまた前進です。又金曜日から車椅子も変わりました。今までのは、重たくなかなか前に進みませんでしたが、今度のは、軽く自分で動かし結構進みます。スイスイと楽に進めるようになるのはいつの事でしょうか?
でも体がまだ堅くこれが良くなればかなり良くなるのですが!あせらない、あせらない・・・・・

5月27日   今日お父さんは、ミルクプリン1個をほとんど食べましたが、上手に食べます。昨日は大きな容器で180グラム入りを150グラムぐらい食べました「食べる?」と聞けば「何でも食べる」と答え、食欲が出てきたのかなー・・・・私がスプーンに残っていたプリンをお父さんの手にこぼしたら、手を口に持っていきなめていました。また口のほうもいろいろと話すと看護婦さんから報告を受けます。夜、見回りで「大丈夫」と聞いたら「何とか生きとる」と言ったとか、声を出して笑ったとか、私も最近笑ったところを見ました。顔に表情が出て来るようになりました。本当に良くなって来ています。
昨日のテレビで真屋順子さんが脳出血の左マヒで車椅子から歩けるようになったと新聞で見て、見たかったのですが、残念誰か見た方聞かせて欲しいです。

              

6月1日   6月に入りました。これから梅雨に入り暑い季節に突入します。寒い時期よりリハビリには向いているので、どんどんよくなって欲しいと思います。先日名古屋の中京病院で同じ部屋のお父さんと同じく車でクモ膜下で倒れた(お父さんより倍の手術痕です)方が岐阜を訪ねてくれました。車でみえたからとても心配でしたが元気で良かったです。本当に人それぞれで症状が違います。最近病院もお父さんより前に入院された人たちが結構退院・転院されて行き、追い越されていくような気がします。でも良くなっているから前向きに頑張っていますよ!
 お父さんに畑どうしようーと言えば「やるよ!」と答えてくれます。畑もそうだし、仕事も、目標に向かって進んでいます。

6月3日   今日思い切って出来るか心配でしたが、お父さんを車椅子からベッドに一人で移してみました。お父さんには、「やってみるから協力してね」といってやってみました。危なげでしたが出来ましたよ!。リハビリの先生や子供もお父さんも立とうとしてるから軽いと言うので、実際軽いとまではいきませんが成功しました。でもヘルパーさんの居るときにすべきでした。(ちょっと反省)
ベッドに戻るとよく話をしますよ!「私が倒れたらだれもみてくれないね!」と言えば「この病院に入ればいい、看護してもらえる」と今の病院が気に入ってるみたいです。私が帰るときには「明日も頼むわ!」と言ってくれるように成りました。これといって前進してるわけでは無いけど、気分的に明るくなれる気がします。

6月8日    夕べNHKの教育番組で福祉の番組を見ました。「脳卒中で2年後に復職」と言うタイトルでした。2度の脳出血で2度復職を果たした人が、ホームページを作りそれを見た人が励みに思いその人も復職を果たしたと言う内容です。  早速私もそのホームページを見ましたが素晴らしいものでした。どのような症状だったか、どんなリハビリをしたか、その時その時の麻痺の状態など、本当に参考になるものでした。お父さんもそこまでたどり着ける様な気がしてきました。
 しかしわたしもいつもお父さんに「高い目標を持とう復帰しよう」と言ってますが、働かせるために言ってるわけではありません。今の世の中は健常者すらリストラに会う世の中!だから目標だけでもと思います。そして、今日病院で婦長さんとテレビの話しをしていたら突然お父さんが泣き出しました。大泣きです。いじめてる訳でもないのに・・・、でも感じるものがあって泣いたと思います。最近笑うこともし、また今日は泣きもし、脳の感情の部分が回復してきているんだなーと感じます。

6月16日   今日は大変暑い一日でした。少し風はありましたが、病院の玄関まで出て、散歩には出かけませんでした。これからは、日中散歩に余り出かけられないと思います。お父さんの容態は余り見た目には変化はありません。が、車椅子での進み具合が良くなってきました。足に力が入るようになり、今は割りにスイスイ行くようになりました。しかしどこへ行くかは分かりません。その内もっと上手になると思います。お父さんの泣いた話あれからも2.3度泣いています。テレビを見てても泣けるようです。来週嚥下(飲み込み)の検査が有ります。 
 今私はホームヘルパー2級の資格を取ろうと勉強中です。お友達が結構持っていますし、お父さんの看病の勉強になると思うのですが、今はレポートの提出などありちょっと大変早く実習に入らないかなー、資格の頂けるのは12月です。それまで頑張ります。

6月20日   昨日お父さんには悪いと思いながら、ハリーポッターの映画を見に行きました。子供や友達も余り良くないと言いますが、私は、魔法の感じや魔法学校の雰囲気が良く出ているしスピード感もあり楽しかったです。単純なんです。私って・・・一応お父さんには了解をして出かけました。お父さんは最近ベッドで横になっているとき良く頭を持ち上げるようになりました。もうすぐ自分で起き上がれるかなー今週は嚥下検査や、介護認定の審査とかあってちょっと忙しいです。

6月23日   今日嚥下の検査をしました。半分ぐらい期待していましたが、まだ食事とは、いきませんでした。又次回に期待したいと思います。やはりお父さんの場合はほんとうにゆっくりゆっくりで比較する人がいない感じです。前のベッドの銀行マンの人がもうすぐ退院します。あんなに泣いてばかりだったのに最近は、よく笑い泣きません。良く泣いてましたと言えば、覚えがないと言われます。そんなもんなんだーお父さんもきっとそうだと思います。

6月28日

今日はリハビリをいている写真をお見せします。ちょっと前になりますが、理学療法士の先生にやっていただいているところです。リハビリをしながらいろんなことをお父さんとお話を交わしてくれています。体格の立派な先生なのでとっても安心できます。又作業療法士の先生は女の先生で優しい先生です。

7月2日   お父さんが倒れたあたりから最近までに、知り合いで病気、ケガ、事故などに掛かった人が結構居まして、なぜか我が家が不幸の種を撒き散らしてるんじゃないかと言う気にさえ思えるくらいです。でもそんな事無いみんな良くなる人ばかりです。一気にお父さんが一番でかいものを背負っていますから大丈夫だと思います。   
 今朝、名古屋の中京病院で同じ部屋で、今はメル友のIさん宅で飼っている鶯の声を電話で聞かせてもらいました。自然に溶け込んだ感じがして朝から気持ちが爽やかでした。8月ぐらいまで鳴くそうです。他にメジロも飼っているそうで森の中で生活してるみたいですよね!いやな事も一瞬忘れられます。
 お父さんはこれといって大きな変化はありませんが、でもやはり少しまえに比べると良くなっています。余り痛がらなくなったかなー(お尻や、足に手)・・・・ 
 そうそう選挙をもう済ませましたよ。(病院で)

7月7日   今日は暑かったですね、まだ7月に入ったばかりなのに・・・暑い夏、お父さんは病院という避暑地で過ごす事になります。そのほうが良いですよね!
 そうそう☆が出ているか外に出てみましたが、残念曇っていました。せっかくの七夕なのに天の川も見られません。今の私たちも毎日会う事は出来ますが引き離されて織姫・彦星さまの気持ちです。早く帰っておいでー。
 ヘルパーの勉強してると言いましたよね、先週は車椅子に移す事も学びました。乗っててよくずれますので習った事を実践するとなるほど楽に、持ちあげないで腰を引く事が出来、勉強してよかったと思います。これからもっと役立つ事と思います。

7月11日   まだまだ梅雨は明けません。今はお父さんの洗濯物があるので天気が良いほうがいいのですが・・・・先日オシッコガしたいと言うので尿瓶を当ててみました。初めて180CCも採ることが出来ました。今日も行くとトイレに行きたいと言うので尿瓶を取りに行きましたが、残念な事におしっこは出てしまいました。お父さんの場合若いので尿の間隔が長く私が居る間に出ない事が多く、大便の方は分かりますが小便のほうは、なかなか採る事ができませでした。が、又前進したといって良いと思います。本人は大にしても小にしてもトイレに行きたいのですが・・・

7月17日   お父さんにヘルパーの勉強の事言っていませんがヘルパーさんや看護婦さんたちに話しているし、本を開いて読んでいたりしているので当然わかりますが、今日お父さんに「未来のヘルパーさん」と言われ「私のこと?」と聞いてしまいました。「知っていた?」と聞けば「ヘルパーの勉強しとるやろ」というので、良く分かってきたなーと思います。
 今日は、お父さんの叔父さんに当たる人が94歳亡くなられお葬式に私が行ってきました。90位まで長生き出来るように頑張って生きたいと思います。今を乗り越えれば先は長いかも・・・

7月23日   今晩は、とても暑い日が続いています。皆さんお体大丈夫ですか?夏本番は、まだまだこれからですね。 今日の お父さんは、スイカを食べて、おいしいと喜んでいました。最近プリンに飽きてきておまけにお腹が空いたと文句を言いますので、STの先生と看護婦さんに相談をして果物はどうかと言う事になりました。我が家でとれたおはつの甘いスイカは細かく切り少しとろみを付けました。又マンゴはミンチのように切るとペーストぽくなりますのでそのまま食べさせました。明日はバナナを食べさせようと思っています。
 いつまでこの病院にいるかは、分かりませんが次に進む準備に私は取り掛かっています。お父さんは他にも爆弾と言ってよい物が当初からありそちらの治療に向けて考えております。

7月27日   夏になるといろんな行事が行われますよね。病院ではこんどの土曜日盆踊り大会が駐車場であります。夜なので行けるかどうかですが、病院から出られないお父さんにとっては新鮮なものだと思います。同時にこの日は、長良川の花火大会もあり、病院から金華山が見えるので花火も見えるのではないかと期待しています。
今ヘルパーの勉強をしている私の隣の席のひとのご主人が43歳ですが先日、急性心筋梗塞で倒れたと聞きました。ぜんぜん元気な人だそうで思いもよらなかったそうです。病気はじわじわと来るもの、ある日突然に来るものいろいろですね!

7月31日   明日から8月です。本当に月日の経つのが早くて着いていけないです。今日は四国地方に台風が上陸し、この地方には時々雨を降らせていました。折角の花火大会なのに、病院の盆踊り大会も結局ロビーでありお父さんを連れて行きました。浴衣の人が踊っていてやはり泣いてました。「炭坑節はいいなー」とも言っていました。人が大勢いていつもの病院のイメージがまったく無く連れてきて良かったです。まだまだ刺激は必要です。先日大学病院と県病院に行ってきましたがどちらも、もう少しリハビリをして良くなってから考えましょうと言われました。私としてもリハビリの途中で中断したくない気持ちでしたから良かったのですがそうすると次は転院でリハビリの病院を探すと言う事になります。
8月4日   お父さんの会社の元同僚の方が、良く「お父さんはどうですか?」と電話を掛けてきてくださるので、いつか掛けさせたいと思っています。今日練習で私の実家なら母が居るので掛けてみました、まず私がかけお父さんに電話を変わりました。「もしもし」「もしもし」「美郎さん?」「そうです」「こんにちは」「こんにちは」と会話が出来ていました。長い話は無理かもしれませんが、出来るじゃん!もう少し練習してから同僚のかたに掛けてみたいです。でも視力が落ちているので、番号を押す事はまだ無理です。
8月9日   本日私はデイサービスの実技に行ってきました。午前中はお風呂があり、介助に大変でした。利用者の方はすべてが違っているので一人一人気をつけなくてはいけません。改めて病院のヘルパーさんや看護婦さん達に感謝しなくてはと思いました。最近お父さんは、果物を食べています。勿論小さく切ったり潰したりペーストぽくしてですが、季節のものをおいしいと言って食べています。まだ食事の許可が出たわけでは有りませんが、もうじきだと思います。
8月17日  もうすぐ又転院をしなくてはいけなくて、大変でとてもいやな気分です。日本の法律は本当に、弱者に対して間違っていますね!人の症状はみんな違うのだから・・・あちこちの病院で何ヶ月も待っている人がいて、ところてん式に追い出されていくなんて!大勢の人が辛い思いをしてるのです。  今度は、近くの病院に変われたらよいのですが、今は返事待ちの状態です。もう少しお父さんにはリハビリを頑張ってもらいたいです。病院は8ヶ月もたてば今までより回復率が悪くなってほんの少しずつしか良くならないと言います。
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