スパティフィラムは冬越しの温度次第で花芽の出来が決まってしまう植物です。冬の間、気温の低いところに飾っていると株が弱り(見た目では変わらない)、春から初夏までは弱った株が少しずつ回復するだけしか力がなく、花芽を出すことが出来ません。
最低温度が10℃の場合は、サクラが満開のころまでは生長を休止します。 以降、再生長を開始しますが、回復は15℃で越冬させた場合よりも遅れ、開花するのは夏の半ばころからになります。 10℃以上での越冬は、葉色にあまり影響はなく、緑色を保ったままのケースがほとんどです。
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最低温度が5℃の越冬となると葉は下葉から黄ばんでおちだし、春になって残っているのは4〜5枚というケースもでます。こうなると春からの回復も時間がかかり、ふたたび葉がしっかりと茂り、花芽がみえるのは秋口くらいになり、咲く花の数も少なくなります。また、5℃以下になると、株の回復は困難になります。
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