葬儀社を通じて、ご身内の葬儀を依頼されることが、２年に１回くらいあります。
うちに頼んだきっかけをお聞きすると、近所の葬儀で福證寺を知って、
何かあれば頼みたいと思っていたと。

何かある前にお話だけでも聞いておくと、
こちらもご本人やご家族の状況を知ったうえで、
スムーズに葬儀ができるんですけどね〜。

「サイトに登録して合同の納骨墓を造りませんか？」
『葬儀を紹介する「お坊さん便」のようなサイトに登録しませんか？』
というIT事業者の営業の電話が、１年に１回くらいあります。
若い人はネットで上位にくるサイトを調べて親のお骨をどうするか考えるんですよと。

こういう時代だから分からない訳ではないですが、
「ネットで上位」が、お骨納めの場所として
本当の意味での上位ってことには、ならないですよね〜。

身内や近所の人に教えてもらいながら、
自分の足で動いて決めるのが本筋ですが、
『直接お寺に相談』が、どうにも一番最後になってしまって
ご当家にとってもおかしな決断になることが多くなっているように思います。

福證寺に仏事を依頼すると、どんな返事が来るのか、予め書いておきますね。

初めて頼む方		福證寺のご門徒さん
予定が大丈夫で３０分圏内なら お引き受けします ただし、こちらの事情で お断りする場合もあります	お葬式	枕経に伺い 予定をご遺族の方と調整し 葬儀の日時を決めます 遠方の葬儀でも 予定が重ならず １時間強迄の時間距離であれば 通夜・葬儀・還骨勤行と順に伺います あまり遠ければ枕経は通夜の直前に行います
基本、右に同じです  　普段よりお寺がお世話になってきた わけではないので、 常識外とこちらが思えば、 さすがにその旨をお伝えします	お葬式 のお礼	本来、お布施です ご親戚、葬儀社の方などに尋ねたりなどして、 ご自身で決められたことなら 有難くお寺のご用で頂戴いたします 後日でも、永代経志として お寺にあげていただければ、 お堂や仏具の修繕費など寺院護持に 役立てることができます 亡くなられたご家族の法名を掛軸に登載し、 お寺の永代経法要にお招きします
右に同じです	中陰	初七日から四十九日まで ご自宅、またはお寺でお勤めします 時間はご事情により要相談で 夜、お伺いする場合もあります （初七日はお休みにされる方もあります） 四十九日のあたりで日を選んで 満中陰のご法事をお勤めされます
右に同じです	月参り	毎月命日にお参りに伺うことを 「おじょうはん」と言って 美濃尾張では昔から続いています ご要望があれば伺います
右に同じです	法事	一周忌から五十回忌まで １０月くらいに、翌年当たっている法事を 「年回札」でお伝えします ご法事をお勤めされる場合は 日時の予約を早めに お願いします
葬儀を行った翌年度から お願いすることにしています 年会費のご負担のない方は 基本的に仏事のご依頼はお受けしません	維持費	近年、年会費として次の金額を依頼しています 維持費：３千円以上 本山納付金：２千円以上 近隣に世話方がある方は世話方が集金 それ以外は郵便振替を お願いしています
初めて頼む方		福證寺のご門徒さん
福證寺門徒になれば ご使用いただけます ４０区画ほど空いています	お墓	１３０軒以上の方にお使い頂いています 年間２千円以上として 墓地管理費をお願いしています
利用は、特に福證寺門徒に 限ってはいません	合葬墓	将来無縁墓になってしまうことを見越し、 福證寺合葬墓に改葬することができます
基本的には福證寺門徒の お骨をお預かりしています	本堂 須弥壇納骨	昔から、仏具のおみがきなど お手伝いをご門徒さんにお願いしながら 本堂のお荘厳を整えてきました いつしか家のお墓とは別に 本堂にもお骨を納めたいという要望が寄せられ １体５万円以上でお骨をお預かりしています 近年は特に、お墓を最初から設けず、 本堂だけに納骨する方も増えてきました ８月１３日に納骨者追弔会をお勤めしています
右に同じです 福證寺門徒でない、近隣の方のご葬儀でも お寺の場所を借りて行うことは 昔からよくありました	寺院 葬儀	本堂で葬儀をされる場合、 使用冥加金は５万円/日となっています 信楽会館を休憩室兼昼食会場とされる 一般的な葬儀の場合、 冥加金は合計で１２万円となります 本堂を使用せず、信楽会館のみで葬儀を 行う場合、２日間で２万円の 使用冥加金となります

　以前お付き合いのあったお寺があれば、
必ずその旨をお伝えください。

「お寺を替わる」などの相談は、お聞きはしますが
当方で断りの取次ぎはしませんので
ご自身でどうすべきかご判断ください。