三輪祭りと言われ、四月九日に行われていたが、現在は四月の第一土日に変更されている。
試楽では、夜7時に小提灯を持って神社に集まってくる。これをヤマの屋根裏に挿し、それらの明かりで稚児の浦安の舞が舞われる。
本楽は、午後2時から始まり、15時半ごろお祭行列がスタートし、神社での二回の稚児の舞の後、直会でお祭が終わる。

 
行列に参加する稚児たち。          神社の鳥居をくぐる行列。


三輪明神の祭礼として行われるこのお祭りは4月9日が本楽で4月1日から7日まで後藤家で所作を習い児子車楽の稽古をしていた。7歳以下の子2人、まわし大人2人(稚児を肩車する)、獅子10歳くらいの子1人、大拍子12人、三歳の子1人、十二・三歳の鼓子供6人、笛下拍子2人、大人14人(大人4人・子供10人)。
試楽の8日に夜祭りとして提灯をともして稚児の舞を舞う。
本楽は午後2時までに、上頭は三輪宮上の地金山にて休足。下頭は後藤家の門で休足。両者の間で神事祝儀の使者を2度出しあい、神社に向けて行列を組む。
元々は車楽船二艘に篝火を焚いて上らせながら、車楽を演じ囃し立てながら進んだそうだ。現在は、神社の置山で稚児舞として踊られる。

2009年4月6日
三輪神社祭礼