金魚づくし  まとい                      所蔵:ブリュッセル王立美術歴史博物館

作者--------歌川国芳
成立年代----江戸時代  天保10年(1839)頃

解説----金魚の火消し。今で言う消防士なのですが、江戸の消火は「破壊消防」ですからね。
      被害が広がらないよう、まわりの家をがんがん壊すのです。火事と喧嘩は江戸の花。
      国芳はちゃきちゃきの江戸っ子だったので、火消しが大好きだったとか。
      火事場に駆けつけて消火活動に加わることもあったみたいです。

      火消しのトレードマークの「まとい」は、タモとザルと水草でできてますね。