金魚づくし 百ものがたり 所蔵:東京国立博物館
作者--------歌川国芳
成立年代----江戸時代 天保10年(1839)頃
解説----歌川国芳(うたがわくによし)は、「金魚づくし」という作品を8つ残しています。これはそのうちのひとつ。
「百ものがたり」と言えば、怪談を一つ話すごとにロウソクを消していき、百本目が消えたら妖怪が現れる、
というアレですよね。どうやら百話目が終った時に、ちょうど猫がやってきたみたいです。腰を抜かしている
金魚の姿が、情けなくてなんとも言えない・・・。
国芳の「金魚づくし」は、私が日本の擬人化にはまるきっかけになった絵です。
だって金魚が立って歩いてるんですよ。これはたまらんです。かわいすぎです。
しかも江戸時代にこんな絵が描かれてたなんて、
初めて見たとき、かなり衝撃を受けました。