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ストレスについて(3)  12月のテーマ
  前回、前々回とストレスとうまく付き合っていく方法や、鍼治療のはたす役割について説明させて頂きました。日頃、いろいろな患者さんを診させて頂いて感じることは、どんな疾患であってもかなりの割合でストレスが影響しているということです。一見関係なさそうな疾患でも、よくよく話を聞かせて頂くと、会社の人間関係や、家庭のトラブル、急な環境の変化(結婚・就職・退職など)が影響していると考えられるケースが多くあります。
 今回は、ストレスが原因で自律神経などに変調をきたし起こっていると考えられる疾患を紹介させて頂きたいと思います。
全身症状 だるい、疲れやすい、微熱、めまい、ふわふわ感、ほてり、食欲不振、不眠、
       朝起きるのがつらいなど。
精神症状 不安感、イライラ、気がめいる、さびしい、悲しい、怒りっぽい、細かいことが気
       になる、記憶力の低下など。
各臓器・器官に現れる症状 
  頭痛、頭重
  目の疲れ、目の痛み、涙目、目が開かない
  耳鳴り、耳がつまった感じ
 口 口の渇き、味覚異常、口の中の痛み・違和感
 のど 異物感、圧迫感、つまった感じ、イガイガ・ムズムズ感
 呼吸器 息が苦しい・つまる・吸いにくい、息切れ
 循環器 動悸、胸部の圧迫感、胸痛、立ちくらみ、めまい、気が遠くなる、血圧の変動、
       のぼせ、冷え
 消化器 吐気、嘔吐、食道のつまった感じ、胃の不快感、腹痛、腹鳴、便秘、下痢
 膀胱 頻尿、尿が出にくい、残尿感
 筋肉・関節 首筋・肩のこりや痛み、背中・腰の緊張感、関節のだるさ
 手・腕 しびれ、痛み、感覚異常、冷え、ほてり
     しびれ、痛み、冷え、ほてり
 皮膚 多汗、汗が出にくい、冷や汗、皮膚の乾燥、かゆみ

 自律神経の症状は、生まれつきその人の弱い部分に現れやすいのが特徴になっています。症状が固定する場合もありますが、長い経過のうちに症状が移り変わることがよくあります。またいくつかの症状をあわせもっていることも多く、症状が強くなったり弱くなったり、ときによって波があるのも特徴です。ただ、慢性化してくれば全身症状や精神症状も現れてくるのが普通です。
 ところが
、病院で検査を受けても特に原因となるような体の異常は見つからず、積極的な治療も受けられないまま、周囲からは理解されず「なまけ病だ」などと見られて悩んでおられます。そのような状況を理解し、効果的な治療をさせて頂けると思います。
 
 是非、副作用のない鍼治療を試してみてください。
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