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肩こりについて  5月のテーマ
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 以前の調査によると、鍼灸院に来院される患者さんの約7割が、時々または常に肩こりがあると回答されていました。一般的に肩こりは中年以降の女性に多いのですが、原疾患によって若年層から高齢者までさまざまな症例があり、最近では小学生・中学生の肩こりも多く報告されています。
 肩こりにはスポーツ、書き物など誘因のはっきりした急性のものと、誘因のはっきりしない慢性のものとに分けられ、さらにこの中で原因疾患の認められる症候性肩こりと、原因疾患のはっきりしない本態性肩こりに大別されます。
 肩こりの原因として整形外科的な原因疾患の代表的なものとしては頚椎疾患(変形性頚椎症、頚椎ヘルニア、後縦靭帯骨化症など)、肩関節疾患(五十肩、肩関節不安定症など)、上腕神経叢部の疾患(胸郭出口症候群など)が考えられます。
 整形外科領域以外での肩こりの原因疾患としては、@内科疾患:狭心症、高血圧、消化器疾患など、A産婦人科的疾患:更年期障害など女性ホルモン減少などに伴うもの、B精神科的疾患:うつ状態、神経症など、C眼科的疾患:眼精疲労を生じるさまざまな疾患、D脳神経外科的疾患:脳腫瘍、慢性硬膜下血腫など、E歯科口腔外科:咬合不全など多くの原因が考えられます。
 さらに一度肩こりになると、筋緊張と疼痛の悪循環となり症状が強くなり、治りにくいものとなってしまうため、何をやってもだめだと治療をあきらめてしまっている方も多くみえるようです。
 しかし、十分な問診と理学所見の検討をすることで原因を正確にとらえ、その原因を取り除くとともに、鍼治療により血行の改善、精神的不安の除去をはかり悪循環をくい止め、生活習慣の改善や適切な運動療法を加えることで肩こりが治る方も多くみえます。
 是非一度、鍼治療を試してみてください。