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胃食道逆流症について 平成21年7月のテーマ
胃食道逆流症とは?

 胃食道逆流症GERD)とは、胃液や胃の内容物が食道に逆流することにより、不快な症状が起こる病気です。
 胃食道逆流症には、内視鏡検査で下部食道粘膜に明らかな傷害が確認できる逆流性食道炎や、粘膜傷害のない非びらん性胃食道逆流症、胃切除後逆流性食道炎などがあります。
 かつては欧米に多くみられる病気でしたが、最近は、日本でも食事スタイルの欧米化により増加傾向にあります。

原因は?
胃液や胃の内容物が食道に逆流するのは、いくつかの原因が重なって引き起こされると考えられています。
①胃酸の過剰分泌
 脂肪分が多い食物を日常的に摂取していると、胃の活動が活発になり すぎて胃酸の分泌量が増加し、胃酸の逆流が起きやすくなります。
②胃液の逆流を防ぐ機能の低下
 食道と胃の間は、括約筋と呼ばれる筋肉で胃の内容物が逆流しないように弁の働きをしていますが、加齢や胃の手術などによりこの機能が弱くなると、胃酸の逆流が防げなくなります。
③腹圧の上昇
 肥満や妊娠、背中が曲がっていると、腹で胃を圧迫され胃液が逆流しやすくなります。
④食道や胃の蠕動運動の低下
 胃炎や胃潰瘍などによって胃の働きが弱まり、食物が長時間とどまるようになると起こりやすくなります。

症状は?
 胸が焼けつく、熱いものがこみ上げてくるような感じがする胸焼けや、喉がつまり、食物を飲み下すことが困難になる嚥下障害、酸っぱい物や、苦いものが口まで上がってくる呑酸(どんさん)などが主な症状です。
 その他、激しく咳きこむ、のどの違和感、胸痛、胃もたれ、耳の痛みなどの症状が出ることもあります。

 東洋医学研究所®グループでは、このような胃食道逆流症に対して、全身の調整と局所の症状改善を目的とした鍼治療をさせて頂いております。

 是非、副作用のない鍼治療を受けられることをお勧め致します。

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