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A天気予報と検査結果 

 天気予報がはずれると、予報をした人は怒られます。私も大事な行事のある日は天気予報を確認しますし、はずれるとがっかりしたり、腹を立てたりします。しかし、よく考えてみると貴重な情報をタダ同然で教えてもらい、自分では何の努力もしないで文句を言っているような気もします。
 そんなことを考えていると、そういえば最近、空を見なくなったことに気づきました。
天気予報は見ても、すぐそこにある実際の空は見ないし、風も感じない。少し前まではそうではなかったような気がします。
 今でも漁師さんや、山へ行かれるような人たちは、天気予報は確認すると思いますが、自分の目や感性もさらに重要だと考えておられるのではないでしょうか。
 データを見て実際を軽視している点では、医療現場がよく似ているように思います。
 最近の医療現場では、検査結果が過度に重要視されているように感じます。もちろん検査結果は重要です。ただ、実際の体や症状に至った過程にはそれ以上に重要なこともあるように思われます。
 いつも師匠である黒野保三先生に教えて頂いているように、実際の体を診断する感性は磨かなければなりません。
 天気予報や検査結果などのデータを理解する力と、磨かれた感性によって正確な判断ができるように精進していきたいと思います。