私は師匠の黒野保三先生に囲碁も教えて頂いているのですが、「鍼灸と囲碁」はよく似ている点がたくさんあると思っています。
それはまず、WHOが定めている経穴(つぼ)数は361穴ですが、碁盤の石を打つところも19×19=361あります(これはもともとの考え方が同じなのかもしれません)。そして、経穴に要穴と言われる重要な場所があるように、碁盤にも、星や小目など重要な場所があります。そして、その時の状況に応じて、一番重要な経穴や着点が変化していく所も同じです。
陰陽(白黒)のバランスをとること、碁盤が四角で石が丸いことなども、東洋医学的な考え方に通じるところがあると思います。
その時の碁盤の石の配置から、次の一手を判断することに、初心者からプロの最高位までの天文学的な差があるように、体の状態を判断し、鍼治療をする適確な場所と刺激量を決定することにも、初心者から名人芸と呼ばれるような技まで大きな差があると考えます。
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