VIVA ITALIA98
■道中編■
運悪く東名高速が集中工事のため、モーレツな渋滞で、それでもワシは工事の後高速で行くつもりであった。
が、Jackさんの伝言板の書き込みによると
「下道で行くよん〜夜中走るよん〜」であった!
ううむ(~_~;)富士まで下道か、、、そんなことやったことないな、、、。しかし金も無いことだし、、それにしても厳しくないかい?
(参考;おさむさんはROVER220時代に下道で青森は恐山まで走ったことがありますが、2泊3日でした)
んで同乗のいーじまくんに問い合わせてみた。
「別にえーよ」
、、、彼が「そりゃキツイ」ということならそれを理由に高速案を押し切ろうと思っていたが、、、。
四面楚歌となりおさむ絶体絶命!(実際にはそんなオーバーな話ではありません)
「ほんならいきましょか〜。(~_~;)」
ワシとJackさん、そしていーじまくんの社会的不適合車協同組合東海支部の3名は
富士まで遠路下道で向かうことに決定したのであった。
集合に大幅に遅刻したワシは(理由;一宮のいいじま家に行くのに道に迷い、気がつきゃ稲沢まで走っとった)名古屋までとりあえず大爆走。
Jack氏は閑静な夜の南区の住宅街でおそらく内心ムカついていただろう、、、申し訳なし!
(いやー(^^ゞそんなことならいーじまくんちの前のMINISTOPでシュークリームなど吟味してる場合ではなかったナ)
第一次世界大戦終了講和を思わせるような三者会談の末にR23-R1-R246ルートの採用となる(大体他に選択の余地はないのだった)。
とりあえずおさむチンクが先導し、R23に入る頃JackさんのPandaが前を走る約束になるが、R23に入ると走りやすいのでおさむさんはドンドン先行して走っていってしまうのであった。
おそらくPandaのなかでJackさんは「あのヤロー(~_~メ)」との心境であったに違いない。しかし大人のJackさんはアオッたり、パッシングなどしない。だーはは!と快走するおさむチンクがマクられたのは蒲郡あたりである。
このあたりからいーじまくんは爆睡モードとなりほとんどチンクのウェイトハンデのバラストと化した。
休憩のコンビニに着いても起きない!フルブレーキでも起きない!しかし寝ながらでもへをする!ありか?
窓を全開にして国道一号線を爆走するのであった。
JackさんのPandaの後ろを走り、浜名湖、掛川、菊川と遠州の町々をバイパスで駆け抜ける。結構速いペースで走れ、なんやかんやであっという間に静岡あたりに着く。おさむ給油。いーじまくん起きてなんか飲む。
ほどなく再出発したが、ここから沼津までは実はあっという間に着いたのだった。(いやマジで)
Pandaのルーフを開けているせいか、Jackさんのアタマは休憩で会うたびにボサボサ度が高まっていったが、、。
沼津からは246へ。青学出身のワシとしては246というと想い出深い青山通りのことなのだが、すっかりなれの果てで、山道である。
途中むっくりといいじま氏は起きて「飲もう!」ということなので御殿場あたりで酒類を買い込む。
しかし!「寒い!」秋も浅いこの10月、なんでこんなに寒いのか?
セブンイレブンで会った短パンTシャツのニーちゃん!あんたアホか!ワシなんかおつまみセブンイレブンのおでんやぞ。
、、ま.んなことに怒っても始まらないので目的の富士高原サーキットに向かう。
そーしてワシらは、ほとんどセカンドローのポジションであった。
お「だーれも来てねーじゃん!」
J「まーえーやん」
と、芝生の上で未明の飲み会開始。ビーフジャーキーがやたらウケる。Jackさんラジカセ持ち出す。
い「クルマで寝てる人もいるしJackさんマズいじゃない?」
J「まーえーやん」
月の明るい夜でした。
おさむ、耐えきれず「アカンさみぃで、寝るわ!」
J「まーえーやん」
、、その後は爆睡したので記憶に無い。
小鳥のさえずりのかわりに爆音が、昇る朝日のかわりにいーじまくんのカメラのストロボが、、、
となりのシルバーのPanda4X4の主の姿はもういない、、、
■会場編■
Gr.A仕様の有名なチンクです。雑誌などでバンバンに紹介されていた2台ですが、興味の無い方にはサッパリ価値がありません。
純正なワシとは音から走りから全く別モンです。
足はかなり堅めてあるようですが、コーナーでのロールも残してあるようなセッテングで、やはりラリーカーだなーと思いました。
(サーキットカーだともっとスッコンコンに堅いと思う)
いやいやかっちょえ〜です。注目すべきはフロントバンパー部の切りかきで4個所に穴をエアインテークを作ってあります。
タイヤは175/60/13でした。
フランコ・ジャニーニが来ていました。にこやかなオッさんでしたが、サイン会などやってました。
いっそクルマにサインしてもらえたらよかったですが、、、。
げっつうさんはサインもらったらしい。
お「いやーサインほしいよーな、いらんよーな」
げ「あ、もらいましたよ。いやーあの●●●●●●●●●●価値が高まると思うんですよね、、、(^^)」
右の写真、遠くに見える凶悪なウイングのはげっつうさんのザガート155です。
会場のはしっこにありましたがエラくかっこよかったY10です。
いままでY10というとピンと来ませんでしたが、今回タイムトライアルエントラントでも走行しており結構Funな走りでした。
チンクなワタシが言うのもナンですが、すっかり目からウロコなクルマです。こりゃ〜ええ!
今までイタ車のイベントはひたすらFIAT500かPandaかと思っていましたが、そーとばかりではありません。
このリトモもいい感じ。右のビアンキは29万で売りの出てました。後のは120万。(時価)
ビアンキ好きだったワシとしては「うー(-_-;)」
このオレンジ色のバルケッタ、モーレツに速いです。(1800だからあたり前か)
もともと走りはあまり期待できないよん、と言われたクルマですがどーしてどーして。
マジでFFでMGFどころか、エリーゼにタメ張れるんじゃないか、つーよーな仕上がりです。
右のこれまた凶悪なブリスターフェンダの赤いクルマはなんとウーノです。(・_・)
こんなウーノも見たことありません。すっかりエボってますナ、、。
(Unoを知らない皆様へ;実際にはPandaとチンクを足して2で割ったようなクルマです)
タイムトライアルです。これ実は当日エントリーできたようで、そんなことなら参加すれば、、くやしい!メット忘れてきた!!
次回こんなことのないようイベントには持参しよう、、。
タイムを聞いているとやはり一分あたりが勝負のキワのようです。ランチアデルタが速かったのは言うまでもありません。
また今回異様にタイムトライアルの写真が少ないのはおさむの爆睡のせいです。
そのためワークスチンク(さっきのヤツね)の走行写真すらありません。不覚。
げっつうさんの「安藤チョロQ商店」です。
自作のシリコン型どりでデティールにもこだわりがあり、イケてます。おみやげにどうぞ!
Panda4X4のメタリックなどオツな仕上がりぶりです。
はやくチンクも作成してください。(作る話聞きましたが、かなり大変です)
■帰路編■
お「あー見た見た!!寝た寝た!!」
い「FIAT500くれー(かぶれ気味)」
J「かえろかえろ。」
、、、と意外にあっさりとワシらは会場を後にした。
お「東名は御殿場で混むから中央高速で帰るべ?」
J「そぅ〜〜〜〜〜〜?」
とその時、、ワシらの眼前には御殿場方面への猛烈な渋滞が!
一同「中央高速採用!」
しかし、これがワナであった。週末を富士五湖で過ごそうとする輩の多いこと多いこと、山中湖、河口湖あたりはウンザリ状態で、
J「どっか回り道ないの?」
お「無い。ん〜ま、そこの信号までなんじゃないの?大丈夫!」
信号越えても渋滞は重体でクルマの縦隊な状態。
J「、、、、、(アタマ左右に振って、星野監督が旗色悪いときのポーズ)」
お「(-。-)y-゚゚゚大丈夫!」
J「、、、、、(アタマ左右に振って、星野監督が機嫌の悪いときのポーズ)」
お「(-。−)y-゜゜゜平気平気!」
しかし河口湖から甲府へ抜ける国道でもさらに渋滞既に富士から1時間半、おさむ自身が膀胱のキャパオーバーを訴えコンビニにて休憩。
いいじま選手、スパゲッティを食う。
お「(~_~;)おっかしーなー?こりゃ混みすぎだわ」
J「関東方面へ道が分かれているからそのジャンクションのためじゃない?(この時のこのJackさんのコメントは場所が間違っています(^^))」
お「そーかー(おさむさんも納得していますが、間違っています)。」
山道を抜け、高速に乗る頃渋滞はどこへやら、スイスイ帰ってまいりました。
行きに全くの役立たずだったいいじまくんだが、帰りは代行ドライバーとしてチンクとPandaで大活躍したことを書き記そう。
また帰りのレストランでは
J「ラーメンのびてる!」
、、、とJackさんが不機嫌だった。
あとは何も覚えていない。長い24時間だった。
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