チンクのトラブル履歴
発生時期 | トラブル内容と症状 | 対策と対応 |
あらかじめ | ヒューズボックスのふたが開きっぱなしになる | 一応ガムテープでくっつけておいた。が、あまりに情けないトラブルなので購入したオートリーゼンで「ちょい」と直してもらう。 ツメのひっかかりが悪いダケなんだが、ペダルに近いので開きっぱなしもマズイ。 |
1ヶ月後 | インパネ内タコメータの照明が切れる | ただ単にタマ切れ。この手のパーツの当たり外れは当然あるもの、ということで至って冷静にリーゼンで新品交換。ただ、電球のタマがないと結構ナンギしそうなイチモツ。また、交換にあたりインパネを全部外さねばならんということも発覚。 |
最初の夏(~_~;) | エアコンがバカ! | 元々欧州車はエアコンがあまり効かないのは知っていたので至って平静で、こんなもの、というイメージであったが、FIATのMLで聞いてみたら「いや〜パンダはそんなことねーゾ?」というお話。 ん〜(~_~;)と思いながらもしばらく乗る、、、 |
最初の猛暑 | エアコンが再起動を繰り返す、が何度も切れる | かちゃん!こー、、かちゃん!こー、、、、と何度もボンネットフード下から再起動音が。 そんなわけでエアコンがまともに作動しておらず、室内がサウナに! さすがに「こんなもの」と笑っておられず、リーゼンに持ち込む。 サーモスタット交換で再起動問題は落ち着き、エアコンが初めてまともに動くように。 |
最初の夏の朝(こんなんばっか) | ラジエータファンがイカレる。 | お約束のトラブル一回目。 ファンから異音がし出してあっという間に水温がうなぎのぼり! 修理直後だったため、ワシの怒りも水温とともに上昇し、リーゼンが出張修理。 これがチンクで著名なトラブルで、 ラジエータファンの軸折れ。 |
さらにその直後、ツーリング帰り。 | 燃調が狂い、スロットルトラブル。 アクセルと無関係に加速、失速。 |
燃調のCPUが狂い、勝手に加速したり減速したりする。コレは死にそうなくらい怖い。 一晩たてば直るかな〜なんて思っていたのだが、甘い考えであった。リーゼン持込。 CPUの接触不良というよーなことで接点の研磨で何故か治る。 |
足回り交換時に発覚 | OEMタイヤが実は死んでいた。 | ピレリP-700Zのタイヤウォールが腐っており、斜行する。廃車になったチンクのタイヤと交換。 そのため正しいアライメントが出せず。アライメントの値のデータが希少車過ぎてない為、アライメントの本職のカンによる修正をしてもらう。 |
高速走行時(120kmくらい) | 急激なバイブレーション | アライメントの修正。 直ぐ直る。 |
しだいに、、 | サイドブレーキもバカ! | 最初から「甘いなー」と感じていたんだが、1年後にはすっかりバカ! 一応引きしろ調整するも、無意味。その後笑いながら暮らす。 停車時にギアを入れること必須になる。 |
2度目の夏 | バッテリあがり | エンジンの猛暑でバッテリ液が全て蒸発。(~_~;)バッテリを密封型に交換する。しかし、ステーと皿に合う物が無く苦心する。 |
40000km走行後 | ベルト交換 | オルターネタのベルトから異音。 保険の為、タイミングベルトも交換する。が、テンショナーが曲がっていたことが判明。 |
お約束的に | ラジエータファンがイカレる。 | 至って冷静に「対策パーツ」に交換。 |
そういえば | フロントバンパーの脱色 | エンジンからの高熱でバンパーが変色。EXマニのタコ足化、グリルに穴などあけてみるも直らず。 |
2度目の秋 | リアランプ切れ | 電球のタマ交換。 オートバックスで購入。マニュアル見て直す。 |
タイミングベルトテンショナ交換 | メカニックいわく「テンショナがプラスチックのパーツなので歪んでいた!」ということで対策のメタル製で交換する。 | |
30000km以降次第に | クラッチが切れない、ギアが入らない | クラッチが減っている感じが無いので、とりあえずポジション調整。 しかし、クラッチワイヤが「きゅぃきゅい」と鳴くので何らかの負荷がかかっていると思われる。 そのためだんだん半クラが大きくなりクラッチが切れなくなる。 ポジション調整を50000kmまでに2度行う。 |
なんとなく | ブレーキベダルのポジション移動 | なんとなく上がって来ているので、とりあえずブレーキ液の補填。 、、でも直らす、こんなもの、ということで乗る。 |
3度目の夏 | ウォッシャー液だだ漏れ | リザーバタンクに補給しようと思ったら、ダダ〜っと漏れまくりました。 管のゴム劣化(もう、か)によるヒビでしたので、悪い部分をちょんぎって直る。 |
50000kmあたり2年半〜3年経過 | ドアロックが死ぬ | おそらくヒューズだろーと、ヒューズボックスを開けて交換。事は簡単だが、どのヒューズだか探すのは結構大変でした。 |
不安定な排気音〜高回転域での失速 | ベルトが擦るような音を立てていたが気にしないで走っていたところ、1ヶ月後に突然ボンボンと排気音のリズムに隙間が出来て爆音化した。 これはタイミングベルトのコマが外れてバルタイが狂っていたとゆ〜。(T_T) |
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ガリガリメケメケ音(でかい)〜タイミングベルトの駒トビ | では何故か、となるとタイミングベルトのテンショナがまたしても破損し、ベルトケース内で遊んでいたということで、何かの拍子にベルトにかみこんだんではないか?という憶測。ベルト、テンショナ、カムプーリ交換。 前回の「対策品」は何だったんだ? |
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3000回転あたりでの不安定な失速 | 時どきスロットルとは別に失速(一瞬)する。ミスファイアが原因であった。イグニッションコイル交換。 | |
ラジエータファンがラジエータに干渉して異音 | 後で記述するが、ステー補強してまたしても一時的に直る。 | |
ナンバープレートが次第に曲がる | 怪奇現象として現状を受け入れる。 | |
ブレーキ交換 | Fブレーキパット、リアブレーキシューとも交換。サイドブレーキもお陰でようやく人並みに効くようになる。 | |
車検時 | クラッチワイヤ交換 | まーあかん。 |
シリンダヘッドのカタカタ音 | 今なおナゾとして解き明かされていない、、、 | |
特集1;何故にチンクのラジエータファンが壊れるのか?
チンクの電動ファンはよく壊れるというのが定説です。
これはオーナーであるワシとロングブリッジ(Miniショップ)の江崎君の研究の結果ですが、簡単に言えばファンモーターが必要以上に大きく重いのであります。
また取り付けステーは結局ラジエータと一体でありながらボディ本体には2箇所でしか止まっておらす、時間とともに地盤沈下のようにファンモーターがずり下がり、その結果ファンは上向き、ラジエータの下の部分で干渉してしまうわけです。
江崎君いわく「ラジエータ一体の構造から安易にステーなどで増強すると、ラジエータが漏れることにつながりそうだ、、、。」
つーことで(結局なんらかの別の補強をしたが)しっかり固定されていればいいっつーもんでもない。
一体本国イタリアではこんな問題は出ていないのか?
そーなんです。いくら何でも日本ほど暑くはないのでかようにブンブン!とファンが回転することはないわけです。
もうひとつのトラブルはモーターファンの軸が折れるという問題です。
これについてはインポーターであったオートリーゼンあたりで国産の対策パーツを持っており、ほとんど歯ブラシを交換するような感覚で軸を交換されることを推奨します。
オチから言うと「ファンが回る限り、この問題は解決しない!」ということで「極力ファンを回さないように気をつける」以外に抜本的な対策は無いと思われます。エンジンの熱対策でかなり空冷ダクトを導入している我がチンクですらこのような状態ですから、ノーマルのSportingではかなりキビシーのではないかな?(アバルトはグリル形状が異なるので大丈夫かな?)
特集2;何故にチンクのサイドブレーキは効かないのか?
江崎君の話によると、ブレーキシューが減ってくると普通そのクリアランスを一定に保ち、効きを安定させる構造になっているのが最近の(つーか一般の)ドラムブレーキだそうです。しかし、チンクは(Miniも同様に)シューが減ったらそのまんまクリアランスも減った分だけ増えるので(T_T)、すぐ効かなくなるとゆーことです。
FFとはいえリアブレーキがしっかり作動するとやはりブレーキが良く効きます。
お試しあれ。