地域の情報
☆ 大洞墓地公園
願成寺の東に広がる丘陵地一帯(総面積22ヘクタール)に9708区画の市営墓地が在り、様々な形の墓石が立てられている。
各所に、あずまや風の休息所があり、芝生の広場もある。展望台からの眺望も素晴らしい。春の「ツツジ」「サクラ」、秋の紅葉。起伏に富んだ緑いっぱいの山路を歩けば、身も心もリフレッシュできる。
お墓参りの人が特に多い春秋の彼岸とお盆のころの散歩には、車に注意したい。

☆ 大洞のシデコブシ群落(岐阜市指定天然記念物)
シデコブシは、モクレン科の落葉樹、コブシやタムシバと同属で、三月下旬から四月上旬に、白又は薄紅色の花を咲かせる。花は直径8cmほど、花弁は細長く、12〜18枚と多い。
シデコブシは、新生代第三紀の地層から種子の遺体が発見されており、長い期間を生き延びてきた日本固有の遺存植物として貴重である。また、自生地は岐阜・愛知両県の他、三重・長野県の一部のみで、主として丘陵地の沢筋や湿地に限って生育している。市内では、ここ大洞と則松の二か所で確認されているが、県内の分布域の中では岐阜市の群落が西限となっており、重要である。
(岐阜市教育委員会)

☆ 中将姫誓願桜
願成寺には次のような伝説が語り継がれています。
天平の昔貴人の姫に中将姫というとても美しくて賢いお姫様がありましたが、継母に大変憎まれて殺されそうになりました。難を逃れた姫は諸国を流浪し、やがて当寺へたどり着かれました。ところがなれぬ長旅で婦人病に罹り、困ってこの寺の観音様に祈られましたところ、病気は忽ち直ってしまいました。姫は喜びのあまり境内に1本の桜を植え、「桜よ、いつまでも私に代わって、ここの観音様をお守りしておくれ。また菩薩様、この桜の花や葉を大切に持つ婦人があれば、女の身にしかわからない心身の悩みから解放してやってください。」と祈られました。そして大和の当麻寺で織ったのと同じ曼荼羅を蓮の糸で織り当寺に納められました。この曼荼羅は後に愛知県の江南市にある曼荼羅寺へ伝わって行ったと言われています。
この桜が珍しい品種であることがわかったのは、郷土の偉人で昆虫翁と言われた名和靖氏の尽力によるもので、東京帝国大学の三好学博士に調査を依頼したところ,学術的にも未発表の新種であることが確認されました。この桜は現在は天然記念物に指定されていますので、自由に花を取ったりすることは許されていませんが、開花時に百花ほど摘んで安産などのお守りとして当寺より出しています。