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茜部の地名の起源は・・・?

一つは野生のアカネを産し、恐らく染料として東大寺へ納入していたと考えられること。他の一つは古文書に「赤野部」の文字もあることから、伊吹さん方面の夕日で赤く染まった野という意味から受け取れる。
現在、茜部の地は開拓し尽くされてアカネは野生していないが、近くでは柳津堤の境川堤防や金華山に生えている点から考えると多く生えていたことが想像される。


茜部神社(八幡神社)

土岐氏は清和源氏嫡流のため、八幡宮を氏神とした。
茜部神社または八幡宮といい、下茜部に鎮座する。
武内社で祭神は応神天皇、神功皇后、武内宿称である。
社伝によれば創建は天長年中(824〜833)で、平安朝であるから、恐らく茜部荘初期に祀られたものであろう。
茜部に伝わる民話

「ごんぞうだぬき」

 神清寺地区にある白山神社の拝殿や大きな屋敷の縁の下に狸や狐が住んでいたそうだ。
「権造藪の釣瓶落とし」とこわがられた出来事は、狐の仕業として語り継がれきているが、案外、悪戯者が狸に罪をなすりつけて悪さを仕掛けたとも思われる。だとすれば、狸にとっては迷惑な話である。 
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