描きたくなる 環境づくり

電話やメールですませがちです。でも わたしたちが工夫して何かを作り出す生活をしていると、こどもたちも模倣するのです。     つくるということは、なんといっても楽しいことですし、自分で作ったものを飾ったりしたら、生活はたいへん豊かになることでしょう。

砂場の砂で、おままごとや山づくりが始まるのをよくみているとわかります。

こどもたちは自分で工夫してかたちづくり、ひとつの世界を創ってしまいます。

  このごろは、お店に行けば大抵なんでも買えるので、自分で作らないで出来上がったものを、すぐに買ってしまいがちです。そしてまた手紙をかくよりも

はじめからクレヨンと紙がなくてもいいのです。土、砂、泥、粘土・・・・・・・などからでも。

絵や造形はものに触ることから始まるのです。なるべく素朴な素材が周りにおいてあれば、こどもはその時にしたい遊びを、そこにあるもので工夫して遊びはじめることでしょう

佐藤さんは「人間の幸せは、生き生きとした興奮状態を人生の節々で持てること日々新しい発見に興奮できることではないか」
とおっしゃっていました。

こどもたちの未来を危惧

まさにその通りだと思います。いつの世も子どもの目が輝き続けますように・・・

そしてその輝きが大人になってもなくならずより輝き 
そして 次の世代にも
つ続きますように
と思います

「これが好きだ」

「これが楽しい」

 という充実した状態である
「ステュディオス」状態を体験しないま ま大人になっていく。
この状態を佐藤さんは憂いています。何でもいいから、夢中になってのめりこむような楽しいことーステュディオスな状態になれる対象をもっている人は、自分の人生を充実させる方法を知っているのかもしれません。

『子どもたちの「考え方」を育てる「ピタゴラスイッチ」の監修の佐藤さんの話最近教育現場をみていて 危惧するところがあると言います。

こどもたちが人からどう見られているのかとか、
どんなブランドものを
もっているかという

「人とモノとの関係」だけで、
自己を規定しているというのです。

 

えのぐ箱つうしん